A-PAB第3回総会開催

「一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)第3回総会」が6月29日午前11時より明治記念館(港区元赤坂)で開催されました。新4K8K衛星放送が始まるおよそ5か月前での総会となりました。
会員の出席状況は、議決権を有する正会員261団体のうち121団体が出席、議長委任が38団体、書面による表決参加が53団体で、合計212団体の参加となりました。

【会場風景】

 審議に先立って福田俊男理事長が挨拶に立ち、次のように述べました。

「今年12月1日の新4K8K衛星放送の開始まであと154日になりました。準備はこれまで順調に来ており環境整備もできていると思っております。
BS右旋の帯域再編は先頃、関係の皆様のご努力によって無事終了し、6つの新しい4K放送のチャンネルを加えることができる体制となりました。 6月1日には12月1日の本放送開始まで半年ということで、「新4K8K衛星放送開始半年前セレモニー」を開催いたしました。その会場で11の認定放送事業者の代表のみなさまから意気込みや決意を語って頂き、放送事業者の方々の顔が見えて来たと思います。そしてほぼ同時期に、1社でありますが、受信機メーカーから4Kチューナーを内蔵した受信機が、発売されております。更に複数のメーカーから、チューナー内蔵の受信機あるいは外付けのチューナーの発売計画や意向が示されております。少しずつ放送開始に向けて雲間の先が見えて来たと言えるのではないでしょうか。
一昨年から行っておりますBS右旋の4K8K試験放送は予定通り7月23日に終了いたします。試験放送終了から本放送開始までの間、どうするのかがポイントです。やはり受信機メーカーにはいい品揃えをしていただき、放送局にはどんな魅力的な番組が見られるのかを示していただいて、A-PABはその下支えをして参ります。
最近は、新聞紙上でも4K8Kの記事が増えてきています。夏休みが明けた9月以降は4K8Kで持ち切りになっていればいいなと思っております。10月にはCEATEC、11月にはInter BEEという公にPRできる場があります。強力な推進キャラクター深田恭子さんを先頭に、こうした場も含めてA-PABとして活動出来ればと思っております。
今回は左旋放送が初めて実施されます。テレビ放送がこれからどこに向かって行くのだろうかという議論が喧しいこの頃ですが、テレビ放送が始まって65年という時点での技術革新の成果がここに生まれていると言えます。BS、CS、地上波というジャンルに捉われず、放送全体がこれから強力なメディアとして改めて第一歩を示せるいいチャンスであろうと思いますので、会員の皆様のご支援ご協力を改めてお願いしたいと存じます。本日はありがとうございました」

【A-PAB 福田理事長】

続いて、議長に株式会社TBSテレビの河合俊明氏が選出され、議事録署名人にはNHKの阿部浩二氏、パナソニックの佐々木博之氏がそれぞれ指名されて議事に入りました。

【写真中央 河合議長(TBSテレビ)】

議案の審議に入り、第1号議案「任期満了に伴う役員の選出について」が土屋円専務理事から説明されました。
第1号議案は原案のとおり、各々の役員の選任について承認され、理事29名、監事3名が次期役員に選任されました。

今回退任された理事の方々は、㈱東北新社 岡本光正氏、㈱博報堂DYメディアパートナーズ 桜井徹哉氏、㈱WOWOW 和崎信哉氏、元テレビ東京 松下弘幸氏、㈱ビーエスフジ 亀山千広氏、日本BS放送 齋藤知久氏。
監事は(一社)日本民間放送連盟 木村信哉氏、元日本放送協会 竹田良治氏。

新しく理事に就任された方々は、
㈱博報堂DYメディアパートナーズ 五十嵐真人氏、パナソニック㈱ 大津隆史氏、
㈱テレビ東京 小笠原俊秀氏、㈱WOWOW 田中晃氏、㈱BS 中山良夫氏、㈱東北新社 木田由紀夫氏、ワールド・ハイビジョン・チャンネル㈱ 森内譲氏。
監事は日本放送協会 髙橋正尚氏、(一社)民間放送連盟永原伸氏。
となりました。

続いて第2号議案「諸規程の附則の一部変更について」が土屋専務理事から説明され、原案のとおり承認されました。

次に報告事項に入り、報告事項1「2017年度事業報告および決算報告について」が行われ、事業報告については土屋専務理事、石田昭彦常務理事、木村政孝理事が以下の様にそれぞれの担当分野について報告しました。

土屋専務理事
「はじめに」と「放送サービスの高度化にかかわる技術仕様の実用化に向けた実証および所要の期間の試行的な放送等」のうち【BSによる4K•8K試験放送の実施】と【東経110度CSによる左旋円偏波試験放送の開始】「放送サービスの高度化/地上・衛星デジタル放送にかかわる開発、普及、利用促進、周知広報」のうち【新4K8K衛星放送の左旋受信環境整備の推進】「4K•8K等の技術基盤を用いた、新たな産業・文化の創成への貢献にかかわる業務」

【A-PAB 土屋専務理事】

石田昭彦常務理事
「放送サービスの高度化/地上・衛星デジタル放送にかかわる開発、普及、利用促進、周知広報」のうちの【放送サービスの高度化の理解および普及促進を目的とした情報の発信】【地上・衛星の2K放送サービスへの対応】「新たな放送技術を用いたコンテンツの制作環境の高度化と浸透に向けた業務」「地上テレビジョン放送番組の著作権保護に関する関係事業者等との連絡、調整、契約にかかわる業務」

【A-PAB 石田常務理事】

木村政孝理事
「放送サービスの高度化(4K•8K等)/地上・衛星デジタル放送にかかわる技術仕様の検討、検証、評価等」「放送サービスの高度化にかかわる技術仕様の実用化に向けた実証および所要の期間の試行的な放送等」のうち【新4K8K衛星放送のテストセンター業務への対応】「BS放送のエンジニアリングストリームの衛星基幹放送業務ならびに地上テレビジョン放送のエンジニアリングサービスの運用および関係事業者等との連絡、調整、契約にかかわる業務」「その他、本協会の目的を達成するために必要な業務」の【会員向けサービスの充実、情報発信の強化】

【A-PAB 木村理事】

また、決算報告については土屋専務が報告しました。
次に、監査結果の報告が行われ、監事を代表して木村監事より報告が行われました。
報告事項1「2017年度事業報告および決算報告について」は了承され、これをもって第3回総会は終了しました。

総会終了後、別室において臨時理事会が開かれ、29名の理事のうち26名が出席する中、福田俊男理事長、須藤修副理事長、土屋円専務理事兼事務局長、石田昭彦常務理事、木村政孝業務執行理事がそれぞれ再任されました。

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