当協会(放送サービス高度化推進協会)は9月29日、4K8K放送の基盤となる受信システムを周知広報するためマンション管理業協会の協力のもと、同協会会員およびアンテナメーカー向けに初回セミナーを開催した。
4K8Kの実用放送は2018年以降開始の予定だが、直接受信で視聴するためには左旋円偏波対応のパラボラアンテナの他、分配器、増幅器、端子、場合によっては同軸ケーブルの交換等が必要となる。特に既設の集合住宅では工事のための合意形成にある程度の期間を要することが予想されるため、準備に充分な時間をとっていただくようこの時期からのセミナー開始となった。
セミナーには40人以上が参加し、主催者側の講師が「4K8K実用放送に向けた取り組み」「3224MHz対応がポイント”スーパーハイビジョン”時代の受信システム」「光ファイバーによる通信と放送への対応に向けて」と題する講演を行った。質疑応答も活発に行われ、関心の高さをうかがわせた。
今後はマンション管理業協会の他、UR都市機構、マンションデベロッパー、建築会社など、幅広く業界関係者を対象とするセミナーを開催し、理解を深めていただく予定である。